QOMスポーツクラスは、十坪ジムの中でも特にQOM(動作の質)を高めるスポーツ分野に力を入れています。
カンド君の質問や問い合わせがけっこうあるので、一般的なことを中心に、入会したばかりでマシンを操作しはじめの時の注意点などを書いていきます。
(1)カンド君の特徴
(2)マシンの操作方法
(3)スポーツに生かすための方法
まずは
(1)カンド君の特徴
①立位姿勢バランスの向上
②歩行能力やランニング能力の向上
③「すり足動作」によって左右の体軸形成や膝腰同側型動作の神経支配を身につける
④大腰筋や腸骨筋(腸腰筋)の働きをいかした脚の運びを学習する
(2)マシンの操作方法(様々な使い方ができますが、一般的なものを紹介します)
①歩幅・速度を設定する
歩幅の基本は(身長-100cm)
速度は2.0-3.5
②マシンの前後の動きに合わせた「すり足動作」を行う
同側動作(膝・腰)を使い、体幹部を足の動きに同期させる
③すり足動作に慣れたら、片足ずつペダルを回転させる
片足バランスの練習、二軸を作る練習
④膝腰同側型動作を保ちながら、両足で交互にペダルの回転を行う
着地したあとも同側動作を保つ
⑤時間は7~10分程度(目安を書きましたが、時間や回数のトレーニングではありません)
※膝・腰同側型動作(ひざこしどうそくがたどうさ)
「すり足動作」で常に脚と腰が同じ方向に動き、腰がいつも脚の上にのっている「膝腰同側型動作」
これを行うためには同側型動作のための神経回路が形成されなくてはなりません。そのため、今まであまり使われなかった神経機構を刺激し活性化することによって、同側型動作だけでなく日常の様々な運動の遂行機能も改善され、動作の質(QOM)の向上をはかります。人間に本来備わっていた脳神経系の運動遂行能力を目覚めさせる効果もあります。
こちらは、小林寛道教授の本「東大式世界一美しく正しい歩き方」、「健康寿命を延ばす認知動作型QOMトレーニング」、「ランニングパフォーマンスを高めるスポーツ動作の創造」に書かれています。もっと詳しくは小林寛道の十坪ジム&健身塾の案内ホームページの「スプリントマシンと骨盤の動きと大腰筋の関係」をご覧ください。
(3)スポーツに生かすための方法
QOMスポーツ会員の個別指導では、その人に合ったトレーニングを付け加えます。陸上競技、野球、ラグビー、競輪、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、ゴルフ、空手、縄跳び、トライアスロン、音楽家の方が利用してくださっています!QOMトレーニングで身体の使い方の基本(土台)づくりが可能です。
大腰筋が動きづらい方は骨盤、背骨を上手に使えるように工夫することで膝の上に腰がのるようになってきます。
部分練習(まずは片脚支持の軸をとる練習)をした後は「走り」に繋げる動作にしていきます。
スポーツに生かすための方法はその人の状態を見てからなので(全員に当てはまることはないので詳しいことまで書けませんが)、スピードだったり、歩幅だったり、軸だったり、速くなのか力強くなのかなど、スポーツによって使い方を変えていきます。
また左右バランスをみることもできるマシンですので、苦手な方向や動作を改善することによってケガをしにくい身体づくりをすることもできます。
そんな「カンド君」を使ったトレーニングの例をいくつかあげておきますので興味のある方はどうぞ。
記事はいくつか同じことが書いてあるかもしれませんが、同じことがあったらそれだけ重要なことだと思ってどうぞお読みください。
・小中学生の基礎体力づくり(10歳頃からマシンが使用できます、スポーツの基本)
・スポーツの塾(どんなスポーツにも、動きの基本は同じ)
・競輪選手のトレーニング(自転車も回転運動、骨盤を操作する)
・マラソンのトレーニング(3人のランナー・会員さんの紹介)
・走りの基礎を身につけよう(イベントで行った歩幅の話)
・全国大会!(小学生陸上競技)
・梨マラソン(市のマラソン大会)
・アキレス腱断裂からのスポーツ復帰
・QOMスポーツクラスではこんなことをしています
・QOMスポーツクラスのご案内
・どうして脳にいいの?(頭で考えながらする運動)
・トレーニング 何が必要?(基本的な体力+動きの中で最大限に発揮)
・インナーマッスル(マシンの良い回転、悪い回転、腰がおちる)
・フォーム(平面ではなく立体的な動きをする)
・スプリントマシンの足の向き(ブレーキをかけてしまう着地、効率のよい着足)
・動きを覚え込む(フォームが小さくなった時、ピッチが下がってしまった時)
・腰をひねるとは?(大腰筋+中殿筋を使って遊脚側の骨盤を引き上げる)
・体を支える(体幹を使い骨盤を動かす、完全に片脚にのせる、重心移動)
・骨盤の高さを利用する(余計な力を使わない、骨盤の上&前への動き)
・きっかけ(ランナーの体験、ノンストップ(テレビ)、日本経済新聞)
・インナーを使う(腰高フォーム、深層筋を使う)
・フォームの改善(市民ランナーのトレーニング、左右バランス)
・骨盤のクロール(カンド君を回すときに守る事項)
・「骨盤を前傾させる」の勘違い(1人ひとり違うので皆当てはまらない)
十坪ジムバリエ柏の葉
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TEL 04-7170-2221
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