体軸を意識した動き

QOMスポーツクラスは、十坪ジムの中でも特にQOM(動作の質)を高めるスポーツ分野に力を入れています。

十坪ジム スポーツの塾 QOMジム
写真はどちらも右脚(片脚一本)で立っています。
私は右の姿勢を見るともぞもぞ?ムズムズ?します。
2つの違いがわかる方はこのジムに来なくても大丈夫な人です。

さて、今日は「効率のよい重心の乗せかえ」についてです。
走る時はもちろん、投げる時や打つ時も、野球やゴルフなどでも利用できる動きです。

1軸、2軸って聞いたことあるかもしれませんが、それって何なんでしょう?
体の使い方はその人に合ったものがあるでしょうからどちらが良いかということは置いておいて…このジムでは2軸を作ることによって、本当の軸(正中線)を取ることができます。
また2軸の考え方も様々で、似てるようなものもあれば全く逆のものもあってちょっと混乱しますので、「とつぼ式2軸」ってことで説明します。

体軸 トレーニング
(こちらの図は小林寛道教授の本より載せています)

「体軸」って表面ではないので目に見える線が書いてあるとかではないのです。(一応、図には太線書いてありますが実際は身体の厚みがあるってことですので本当の線は見えないですよね)
あ、体軸ねとわかった人はスルーして、わからなかった人は「体軸(やさしく説明編)」へどうぞ。

それではこのジムで軸づくりができる「車軸移動式パワーバイク(マリノ)」を見てみましょう。
軸は足首・膝・腰・脇の下が一直線上にあることが重要です。
右体軸ができている人と反り腰さんの腰の回転です。(写真左)が軸をとったところ、そこから腰の回転をして(写真右)です。実際はこのあとに右軸から左軸への乗せかえがあります。ここも重要なのですが長くなってしまうので今回は省略。
軸ができている人はシャツの前面(なんかピンクで文字書いてある)が見えていますよね。ここまで乗っているひとはカラダごと回転しやすくなる=同じ筋力でも他の関節も介してパワーが出るということです。
身体全体で左側に風を送ることができるっていうイメージです。

反り腰さんは足腰はガッチリ安定しています。
でも、安定というよりは固定なんですね。なので腰もガッチリ固定されてしまっているので、肝心の腰の回転も上の写真よりは少ないです。力を発揮する時には足は足、腰は腰、手?腕?肩?それぞれ個別でのパワー発揮です。

写真は横の面からみたものだけですので、実際には身体全体(右から左から、前から後ろから)でみて軸を取ります。少しでもわかりやすいように1つの方向からの写真にしました。

体軸は「意識」するもので軸がとれると身体に無理がかからず(足が踏ん張ったり、肩や腕に力が入ることがない)、地蔵のようにずっとそこにいられます。なのでどこかの筋肉を使って耐えて爆発させるというものでもないのです。ただ地蔵の状態から動くためにはいい位置で右軸から左軸へと、左軸から右軸へと、軸から軸への乗り換えを意識した軸移動のバランスが必要になってきます。
よって、「体軸形成」と「軸移動の動作バランス」がスムースにできるようになると、スポーツ選手ではパフォーマンスに著しい向上がみられるようになります。

ここに軸をとったら背骨の捻りを利用して上半身の力まで使えるな~とかエネルギーのやり取りができるな~とかそんなところをチェックしています。
運動の効率を高めるためにスムースで力強いエネルギーのやり取りがカラダの中で行われると、優れたパフォーマンスを生み出すことができます。この課題に取り組むためには、適切な筋力の増強と同時にエネルギーの流れやすい動作体系の構築をはかる必要があります。やり取りを無視して個々の筋肉をトレーニングしてもパフォーマンスが向上しないということも多いと先生もおっしゃっていました。(私がこの話をしだすともっと時間がかかりますのでまた今度。ちょっとだけ図を載せておきますね)

野球 パワー発揮 トレーニング エネルギーのやり取り トレーニング 十坪ジム

私はよく「なんで乗っているのかわかるんですか?」と聞かれることが多いのですが、きっと他人の「体軸」を勝手に感じているのだと思います笑
今日もゴルフの会員さんにずっと「軸に乗ったらこっちに強い風を送ってください!」と煽っていました。そして風まで勝手に感じています。
軸づくりのマシンについて気になった方はどうぞお問い合わせください。

 

体軸って薄目にすると見えるのかな
スタッフとまと

 

十坪ジムバリエ柏の葉
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